基本情報H25春　問12の解説

作成日　2013/10/13
最終更新日　2013/10/13

　基本情報H25春　問12の解説をします。

分野：テクノロジ系
大分類：コンピュータシステム
中分類：コンピュータ構成要素
小分類：メモリ

1.問題

　図に示す構成で，表に示すようにキャッシュメモリと主記憶のアクセス時間だけが異なり，他の条件は同じ2種類のCPU XとYがある。
　あるプログラムをCPU XとYでそれぞれ実行したところ，両者の処理時間が等しかった。このとき，キャッシュメモリのヒット率は幾らか。ここで，CPUの処理以外の影響はないものとする。

図　構成

表　アクセス時間

ア　0.75　　　イ　0.90　　　ウ　0.95　　　エ　0.96

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　「公式を導き出す」-「1.単位に着目する」で説明した方法で解くのは無理だろう。
　ただし、単位を確認するのは大事です。

　　ヒット率をx（0≦x≦1）とします（※注：xに単位はありません）。

　　この場合のCPU Xでの処理時間は
　　　　40 * x + 400 * (1 - x)[ナノ秒]
　　となります。

　　CPU Yでの処理時間は
　　　　20 * x + 580 * (1 - x)[ナノ秒]
　　となります。

　　2つが等しいといっているので、
　　　　40 * x + 400 * (1 - x) = 20 * x + 580 * (1 - x)
　　という、1次方程式が出来ます。これを解くと、
　　　　x = 0.9
　　となります。

　　よって答えはイです。

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