作成日 2013/10/5
公式を導き出す 
 このページでは情報処理技術者試験対策の計算問題の対策として、公式の導出方法を解説します。
 
S[Byte]転送するのにかかる時間[sec] 」ですから、単位は[sec]となります。[Byte/sec] [Byte] [sec] [sec] [sec/Byte] [/Byte] [Byte] [/Byte] 
単位を意識せずに考えるよりも、単位も一緒に考えた方が間違いが少なくなります。
 機械的に公式を導き出せるのは大きなメリットです。試験中はあせったりして考えられなくなることがあります。このようなときに、役に立ちます。
 多少、複雑な式でも対応できます。はじき 」と言う方法で考えることを教わったことがあります。  
  足し算、引き算、比較(>,<,=)する場合は、単位があっていなければなりません。 掛け算・割り算(※厳密には積分・微分です)を行うと、単位もそれにあわせて変わります。
   サンプリング周波数の単位で使われる[Hz](ヘルツ)は[回/sec]と考えてください(1秒間に何回か)。
   確率は単位なしです。
  
 最後の「確率は単位なしです。」は、この方法では対策が取れないことを意味しています。注意してください。
単位を間違えると、間違った公式が導出されてしまいます。mol は化学でよく使う単位。情報処理技術者試験では出てこない)、
正確な単位は[個/mol]なのだが、[/mol]と混同しやすいです。
 単位が無いもの(※厳密には無次元数 といわれるもので、比率や確率、角度など)が出てくると、対処できないです。
 常に正しい公式が得られる保証は無いです。掛け算・割り算ではなく、積分・微分にすれば、正しい公式が得られる可能性が上がりますが、それでももちろん、正しい公式が得られる保証はありません。  
次元解析 とほぼ同じようなことを行っています。興味がある方は覗いてみてください。
 
1.単位に着目する ではうまく出来ない場合でも出来る場合があります。
覚えていた公式が正しいか確認することが出来ます。
  
正しい公式が得られない場合がある。
  
最後にですが、この方法は、帰納法 ということになります。何が言いたいかと言うと、名前が付いているくらいなので良くある手段だという事です。
解き方が全く分からない場合でも、とりあえず、図を描いてみると、分かる場合があります(例:応用情報H24秋 問2 )。
もちろん、絶対ではありませんが。 式・公式も図から導き出せる場合があります。これにより、暗記の量を減らすことが出来ます。
  
デメリット:
状態が変わるような場合、何回も同じような図を描くことになります(時間がかかる)。
もっとも、これしか方法が無い場合もありますが。 ある程度、図は大きく、なおかつ、それなりに正確に書く必要があります。情報処理技術者試験の問題用紙の余白はそんなにある方では無いのですが。
しかし、それにしても、「それなりに」って、あいまいですね。でも、不正確な図だと、間違った方向に進んでしまう場合がありますので、これは注意してください。 作図ができない問題に非常に弱いです。
情報処理技術者試験の場合、数値計算するだけの問題、プログラム系の問題で、かつ、データ中心ではない場合は作図が難しいです。
  
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