2-1．エクセルの自動生成機能で作成したボタンを追加するコードの詳しい説明

作成日　2005/4/16
最終更新日　2005/10/22

2-1．エクセルの自動生成機能で作成したボタンを追加するコードの詳しい説明

　マクロの自動生成機能で作った『Excelのメニューにボタンを追加する』コード（下のコード）を説明します。

Module1 （標準モジュール）
Sub マクロ1() ' ' マクロ1 Macro ' マクロ記録日 : 2005.4.9 ユーザー名 : 宮崎崇 ' ' Application.CommandBars("Standard").Controls.Add Type:=msoControlButton, Id _ :=375, Before:=15 End Sub

1.Application
2.Application.CommandBars
3.Application.CommandBars("Standard")
4.Application.CommandBars("Standard").Controls
5.Application.CommandBars("Standard").Controls.Add

1.Application

　これでApplicationオブジェクトへの参照を取得する。
　Applicationオブジェクトとは：だるまもよくわかっていない。Excelアプリケーション全体を表すってヘルプに書いてあった。

このページのトップへ

コマンドバーの名前	ハードコピー
WorkSheet Menu Bar
Chart Menu Bar
Standard
Formatting
:	:

3.Application.CommandBars("Standard")

　これ、こう書いても同じ。
　Application.CommandBars.Item("Standard")

　これで、コマンドバーオブジェクトのコレクションオブジェクトから、"Standard"コマンドバーオブジェクト（下の図の奴）への参照を取得する。（つまり１次元配列から中身をひとつ取り出したって事。）

Standardコマンドバー

このページのトップへ

4.Application.CommandBars("Standard").Controls

　"Standard"コマンドバーにはたくさんのコマンドバーコントロール
（コマンドバーコントロールとはコマンドバーにあるボタン、コンボボックス、ポップアップメニューの総称のこと）がある。
　そのコマンドバーコントロールのコレクションオブジェクトへの参照を取得する。
　つまり、下のような１次元配列を取得すると考えていいと思う。

コマンドバーコントロールの名前（Captionプロパティの値）	ハードコピー
新規作成
開く
保存
アラームの設定...
プリント
プリントプレビュー
:	:
検索 Excel ヘルプ

このページのトップへ

5.Application.CommandBars("Standard").Controls.Add

　早い話、上に書いた１次元配列に要素（コマンドバーコントロール）を１つ追加しろって言っている。
（追加するコマンドバーコントロールのタイプ、コントロールを追加する位置はAddメソッドの引数で指定する。）
　ちなみに、Addメソッドの返り値は、追加したコマンドバーコントロールへの参照です。

このページのトップへ

このページの利用によって発生した、いかなる損害について、このホームページの作成者は責任を負いません。
このページの間違いや嘘を見つけた方、このページに書いて欲しい情報がある方はメールをお願いします。

Microsoft 、Windows 、Visual Basic および Excel は米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
ここではExcel® をエクセル、Visual Basic® for Applications をVBAと表記する場合があります。
Mac 、Mac OS 、Mac OS X は米国Apple Computer,Inc.の登録商標または商標です。
その他、社名および商品名、システム名称などは、一般に各社の商標または登録商標です。

このホームページの作成者はこれらの会社とはいっさい関係がありません。