だるまのエクセルVBA トップ > Microsoft Excel X for MacのVBAについて > エクセルとショートカットキーや複数選択するときに使用するキーが異なる
作成日　2006/6/3
最終更新日　2006/6/4

[Excel X for Mac]ユーザーフォーム上ではエクセルとは、ショートカットキーや複数選択するときに使用するキーが異なる

　フォーム（UserForm1）上にテキストボックス（TextBox1）があったとする。
　で、TextBox1に書いた文字列を全て選択しようと「Command」キー + 「A」キー　（※１）を押しても
文字列が全て選択されない。（※２、※３）
　さらに、リストボックス（ListBox1）に項目が複数あって、
離れた2つ以上の項目を選択しようと「Command」キーを押しながらマウスで項目を
選択したら（※４）、うまく選択できない。（※２）

※１：Windowsの場合は「Ctrl」キー　+ 　「A」キーです。
※２：Excel X for Macでのみ確認しました。他のMac版のOfficeに付属しているVBAでは確認していません。
※３：もしかしたら、だるまが使っているパソコン（iBook）が壊れているだけかもしれない。
※４：Windowsの場合は「Ctrl」キーを押しながらマウスで項目を選択します。

1.詳細
2.回避方法
3.結論

1.詳細


　とりあえず、実際にやってみた。（図１、図２）

Excel X for macの場合、ユーザーフォーム上のテキストボックス内の文字列を全て選択するときのショートカットキーは、Command + Aではないみたい。
図１　Command + Aではテキストボックス内の全ての文字列を選択できなかった。

Excel X for Macの場合、ユーザーフォーム上のリストボックスの離れた2つ以上の項目を選択するときにCommandキーを押しながらマウスで選択してもダメみたい。
図２　Commadキーを押しながらマウスで項目を選択したけど、複数選択できなかった。

　自分で確認していたい人は、テスト用のマクロをダウンロードして、確認してみてください。
　　　テ スト用のマクロ（ファイル名：test_diffShortCutKey.xls）
　　　※：マクロはMac専用だと思ってください。（Windowsの場合は確認する必要なんて無いと思ったので、動作確認してません。）
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2.回避方法

　テキストボックス内の文字列を全て選択するには「Command」キー　+ 「A」キーではなく、
「control」キー + 「A」キー とすればいいみたいです。（図３）
（なぜ、こうなっているのかは知りません。）
Excel X for macの場合、ユーザーフォーム上のテキストボックス内の文字列を全て選択するときのショートカットキーは、control + Aです。
図３　control + Aで文字列を全て選択できる

　リストボックスで離れた2つの以上の項目を選択するときは、
「Command」キーではなく、「option」キーを押しながら、マウスで項目を選択すればいいみたいです。（図４）
（なぜ、こうなっているのかは知りません。）
Excel X for Macの場合、ユーザーフォーム上のリストボックスの離れた2つ以上の項目を選択するときはoptionキーを押しながらマウスで選択する。
図４　離れた2つ以上の項目を選択するときは、optionキーを押しながらマウスで選択する

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3.結論

  1. Excel X for Mac の場合、ユーザーフォーム上のテキストボックスで文字列を全て選択する際の
    ショートカットキーは「Command」キー + 「A」キーではなく
    「control」キー + 「A」キー。
    （カット、コピー、ペーストも同様に、それぞれ、「control」 + 「X」 、「control」 + 「C」 、「control」 + 「V」 とします。）
  2. Excel X for Mac の場合、ユーザーフォーム上のリストボックスで、離れた2つ以上の項目を選択するときは
    「Command」キーでは無く、「option」キーを押しながら、マウスで項目を選択する。

最後になるけど、Mac版Excel向けにマクロやアドインを作成する際は、iとiiの事をへルプにちゃんと記載してほしいです。

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