表1 クラス図とER図の対応表
-は名前が対応するものがないことを表します。
?は名前がわからなかったものを表します。 注意:(※意味が近いもの(まったく同じではないことに注意)を並べています。) |
ER図 |
RDB |
クラス図 |
説明とか |
エンティティ (Entity) |
表、テーブル | クラス (Class) |
実態を定義したものという説明で許してください。 |
? | レコード(Record)、行(Row)など | オブジェクト (Object) |
|
属性 (Attribute) |
属性、列(Column)など | 属性 | |
- | - | 操作 (Operation) |
ER図のエンティティの中には操作は含められません。 ER図はOOA(オブジェクト中心アプローチ)ではなくDOA(データ中心アプローチ)なので、操作は書きません。(DOAではデータと操作は分けて考えるため。) |
リレーションシップ (Relationship) |
リレーションシップ | 関連 (Association) |
ER図ではエンティティ間、クラス図ではクラス間を結んでいる線のことです。意味的にも結構似ている。 |
カーディナリティ (Cardinality) |
カーディナリティ | 多重度 (Multiplicity) |
カーディナリティとはエンティティ間の対応関係(「1対1」、「1対多」、「多対多」)のこと。 多重度とは関連しているクラスのオブジェクトを何個保有できるかを表す。 |
スーパータイプ・サブタイプ | スーパータイプ・サブタイプ | スーパークラス・サブクラス | えーと、簡単に説明すると継承関係のことです。 もともと、ER図にはこのような関係はなかったのですが、オブジェクト指向的な考えが導入されてきていると考えることができます。これ、最近、情報処理試験のテクニカルエンジニア(データベース)で出題されているらしいです。 |
第3正規形 (third normal form) |
? | ? | ER図を作成するときは冗長な属性を排除したり、更新時異常を防ぐために正規化すると思います。 特に名前はありませんが、クラス図を作成するときも正規化をします。 |
? | 関連テーブル | 関連クラス (Association Class) |
ER図ではエンティティ間のカーディナリティが多対多の場合、 クラス図ではクラス間の関連の多重度が多対多の場合は、そのままではうまくいかないので、多対多の関係を1対多と多対1の関係にするために出てくる。 |
番号 |
リンク先の名称 |
リンク先の説明 |
リンクした日 |
1 | DBDesigner 4 日本語化サイト | DBモデリングツール「DB Designer 4」の日本語化を試みるサイト | 2007/5/3 |
2 | 【初級】ゼロから学ぶDOA 第1回:ITpro | POA、DOA、OOAの説明が書いてあります。 | 2007/5/3 |
3 | 豆魂 - 技術記事-基礎:UML入門 | UMLの基礎について書かれています。 | 2007/5/3 (2009/8/9リンク切れ確認) |
4 | リレーションの正規化 - Wikipedia | リレーショナルデータベースにおけるデータの正規化について書かれています。 | 2007/7/16 |
5 | 情報処理推進機構:情報処理技術者試験センター:問題冊子・配点割合・解答例・採点講評(2006、平成18年) └テクニカルエンジニア(データベース)試験 午後I |
H18年春の情報処理技術者試験 テクニカルエンジニア(データベース)の午後I 問1にて概念データモデルとUMLに関しての問題が出題されています。 | 2008/6/21 |
番号 |
著者名 |
書籍名 |
ISBN |
1 | 日高 哲郎 | 情報処理教科書 ソフトウェア開発技術者 2007年度版 (情報処理教科書) | 978-4798112343 |
2 | 水岡 祥二 | テクニカルエンジニア試験 データベース完全教本〈2006年版〉 | 978-4532403577 |