VBDOXを使用する
と、VB6.0ソースに書いたコメントからHTML形式のドキュメントを生成する事が出来ます。
このアドインではVBAソースをエクスポートするときにVB6.0プロジェクトファイルを出力できます。
(※出力したVB6.0プロジェクトファイルはドキュメント生成以外の用途では使用できません)
そしてこのVB6.0プロジェクトファイルよりVBDOXを使用してドキュメントを生成できます。
ここではVBDOXのインストールからドキュメント生成までの手順を説明します。
(※VBDOXはWindowsにしか対応していないため、以下の説明ではWindowsPCを使用されているという前提で説明します)
1、VBDOXのインストール
2、「モジュールの取込み、書出し、削除」アドインのインストール
3、VBAソースのエキスポート
4、ドキュメント生成
1、VBDOXのインストール
VBDOXをインストールする前に、以下を確認してください。
・WindowsPCであること
・Internet Explorer 5 以上がインストールされていること
・VB6.0のランタイムがインストールされていること(Vectorからダウンロードできます)
VBDOXのサイトにア
クセスし、最新版をダウンロードしてください。
2、モジュールの取込み、書出し、削除アドインのインストール
モジュールの取込み、書出し、削除アドイン(editVBCs.xla)ダウンロードしインストールしてくだ
さい。
3、VBAソースのエキスポート
ここではモジュールの取込み、書出し、削除アドイン(editVBCs.xla)のVBAソースをエクスポートしVBDOXでドキュメントを生成してみ
ます。
(アドインは既にExcelに組込まれているものとして説明します)
- Excelを起動します。
- [ツール]-[マクロ]-[Visual Basic Editor]よりVisual Basic Editorを起動してください。
- [プロジェクト エクスプローラ]から「EVC(editVBCs.xla)」をダブルクリックしてください。
- パスワードを聞いてくるので「vbc」と入力してください。
- [プロジェクト エクスプローラ]から「EVC(editVBCs.xla)」を選択した状態でマウスを右クリックし、「モジュールの取込
み、書出し、削除...」を実行してください。
- 全てのモジュールを適当なディレクトリにエクスポートしてください。
※エクスポートする際、「VBDOX用のプロジェクトファイルを出力」にチェックを入れてください。
4、ドキュメント生成
- VBDOXを起動してください。
- ドキュメントを生成する前に設定をする必要があります。
[Tools]-[Options...]を選択し、設定画面を開いてください。
- [General]の設定

1.Report manager
ドキュメントの出力形式です。とりあえず「PSDK Style」にしました。
※いろいろ試したところ、「RTF」と「Web Report」とするとうまく生成できませんでした。
2.Doc parser
コメントの形式です。editVBCsは「Java Style」形式でコメントを書いていますので、ここでは「Java
Style」形式にする必要があります。
3.Show in default browser
チェックを入れても入れなくてもどちらでも良いです。
チェックを入れると生成結果がWindowsのデフォルトブラウザーで表示されるようになります。
チェックを入れなかった場合はVBDOX内に結果が表示されます。
- [Language]の設定

1.Language
「Japanese(SJIS)」を選択してください。
2.Encoding
「Japanese(Shift JIS)」を選択してください。
設定は以上です。[OK]ボタンを押して設定画面を閉じてください。
- ドキュメントを生成する。
[File]-[Open..]を実行してください。
開くファイルを選択する画面が表示されますので、エクスポート時に出力したVB6.0プロジェクトファイル(*.vbp)を選択してください。
ドキュメントの生成が開始されます。
- Error Reportが表示されますが、OKを押してください。
Windowsのデフォルトブラウザーが起動し、以下のようにドキュメントが表示されます。

※クリックすると拡大して表示します。