1、マクロが入ったファイルを開く前に
2、マクロの実行
3、画面の説明
4、使い方
5、セルの塗りつぶしの色が判らないとき
6、オプションの使用
1ー1、ウィスルチェック
このマクロはウィルスチェックがされていません。この使用者がマクロが入ったファイルを開く前にウィルスチェックをしてください。
詳しくは、Excelのヘルプの『ウィルスとブックのマクロのついて』を参照してください。
1ー2、Excelのセキュリティについて
Windows版のExcelを使っている人は、マクロが入ったファイルを開く前に、Excelのセキュリティーレベルを"中"にしておいてください。具体的な方法は、
- [ツール]メニューの[マクロ]の[セキュリティ]をクリックします。
- [中]オプションボタンをクリックして[OK]ボタンを押します。
です。
マクロを使いたいファイルは既に開いている状態であるとして説明します。
2ー1、マクロが入ったファイルを開く
マクロが入ったファイルを開くと、「***.xlsはマクロを含んでいます。……」といったメッセージ(Excelのバージョンにより多少異なります。)が出るので、[マクロを有効にする]ボタンをクリックしてください。
2ー2、マクロの実行
[ツール]メニューの[マクロ]の[マクロ...]をクリックします。すると、下のようなダイアログが出ますので、

[マクロの保存先]を"開いているすべてのブック"もしくは"特定の色のついた行だけ残す2.xls"を選択してください。そして、[マクロ名]に、このマクロを選択して、[実行]ボタンをクリックします。
- [対象の範囲:]
セルの塗りつぶしの色を調べ、行を非表示または削除する際の、色を調べるセル範囲(一列、単一範囲)を指定します。
- [色の選択]
- カラーパレット(塗りつぶしなし+56色)
残したい色をクリックして、選択状態にします。
- [all select]、[all clear]
[all select]をクリックすると、すべての色を選択状態にし、[all clear]をクリックすると、すべての色の選択を解除します。
- [選択する色をセルから参照:]
セルから色を拾得します。(5、セルの塗りつぶしの色が判らないときで説明します。)
- [オプション]
6、オプションの使用で説明します。
- [このマクロについて]
このマクロについての情報を見ることができます。
- [version]
マクロ名と、バージョン情報を見ることができます。
- [developer]
このマクロの作成者の名前と、連絡先の情報を見ることができます。
- [help]
このマクロの使い方を見ることができます。
- [cancel]
何もせずマクロを終了します。
- [hidden]、[delete]
[対象の範囲:]で選択したセル範囲に含まれるセルの塗りつぶしの色を調べ、その色が[色の選択]で選ばれなかった色であった場合、その行を非表示([hidden]をクリックした場合)または、削除([delete]をクリックした場合)します。
注意:実行後、元に戻すことができません。
- [対象の範囲:]にこのマクロを実行するセル範囲を指定します。
(ここで指定されたセル範囲で、選択された色で塗りつぶされたセルの行を残し、他を非表示または削除します。なお、選択するセル範囲は、1列のみとし、また、複数範囲を指定することはできません。)
- 残したい色(非表示、または削除したくない色)をクリック、またはセルから参照して選択状態にします。
- [hidden]もしくは[delete]ボタンをクリックします。(実行後、元に戻すことができません。)
- 処理が終わると以下のようなメッセージボックスが表示されますので、[OK]ボタンをクリックしてください。

※上の画面で、"3333/10000"は、
残った行の数(非表示または削除されなかった行の数)/処理した行の数
を表しています。
※Copyボタンを押すと結果の詳細をクリップボードにコピーすることができます。
処理スピードについてはこちらを参照してください
Excelでは56色の色を使うことができますが、そのなかには似ていて区別のつきにくい色もあります。
ここでは、あるセルの塗りつぶしの色がよく判らないとき(忘れてしまったとき)に、どうすれば良いかを説明します。
- [all clear]ボタンを押し、すべての色について選択をはずします。(やらなくても可)
- [選択する色をセルから参照:]に塗りつぶしの色を調べたいセル(範囲)のアドレスを入力します。(右端のボックスをクリックするとウインドウが折りたたまれて、マウスを使って容易にセルアドレスを拾得することができます。)
- [select]ボタンをクリックします。
このようにして、セルの塗りつぶしの色を拾得することができます。
なお、[select]ボタンを押してから、処理が終わるまで、かなりの時間を要することがあります。そのため、参照するセル範囲はできるだけ、必要最小限度の範囲にしてください。
- [実行前に非表示だった行を表示する]チェックボックス
デフォルトではチェックが入っている状態です。このチェックをはずして実行すると、実行前に非表示だった行はたとえ、セルの塗りつぶしの色が残す色であったとしても、表示さされることはありません。
チェックをはずすと、2つ以上の列についてのand検索と同じことをすることができます。
- [セル内容がなかったとき]フレームについて
ここではセルの内容(数式)がなかったときの処理を設定することができます。