mdlFILDirクラスについて

 mdlFILDirクラスには、VBAの仕様上clsFILDirクラスに定義・実装できないクラスメソッドがあります。

メソッドの定義
Public Function chooseFolder(Optional ByRef strPrompt As String = "") As Variant
フォルダの選択ダイアログを表示し、ユーザが選択したフォルダのパスを返します。


メソッドの詳細
chooseFolder
Public Function chooseFolder(Optional ByRef strPrompt As String = "") As Variant

メソッドの説明:
 フォルダの選択ダイアログを表示し、ユーザが選択したフォルダのパスを返します。
 ※ユーザがフォルダを選択しなかった場合はFalseを返します。
in引数:
strPrompt:ヒント(フォルダの選択ダイアログの上の方に表示されます。)
返り値:
■ユーザがフォルダを選択した場合:フォルダのパス(String型)
    選択したフォルダがドライブ名のみだった場合、最後にフォルダの区切り文字(※1)がつきます。(※2)
      例(Win):"C:\"
      例(Mac):"Macintosh HD:"
    そうではないときは、最後にフォルダの区切り文字(※1)はつきません。(※2)
      例(Win):"C:\Program Files"
      例(Mac):"Macintosh HD:Users"
   ※1:Excel.Application.PathSeparatorで取得可能です。Windowsの場合は"\"、Mac の場合は":"です。
   ※2:この仕様はVBA.FileSystem.CurDirメソッドと同じハズです。(違っていたらバグです。)

■ユーザがフォルダを選択しなかった場合:False(Boolean型)
    ※1:この仕様はExcel.Application.GetOpenFilenameメソッドと同じハズです。(違っていた らバグです。)
表示されるダイアログについて:
 表示されるダイアログはOSによります。
 また、ダイアログの中に新規ウィンドウを作成する機能があるとは限りません。
 一度、ダイアログを表示した後、もう一度表示したときに、初期選択フォルダが前回選択したフォルダになるとは限りません。
 以下に、表示される画面のイメージを示します。
フォルダ選択ダイアログ(Mac OS X)
図1 Mac OS  X  10.3.9の場合のフォルダ選択画面

フォルダ選択ダイアログ(WindowsXP)
図2 WindowsXPの場合のフォルダ選択画面
動作確認:
■Macの場合:
 Mac OS X 10.3.9
 Mac OS 9以下でも動作すると思いますが、確認していません。
(AppleScriptを使用しているので多分動作すると思います)
■Windowsの場合:
 Windows XP
 Windows 98