clsFILFileクラスについて

 clsFILFileクラスは、ファイルに関する情報の保持(といってもフォルダ名と、ファイル名だけだが。)と
操作を行います。

 このクラスを使用すれば、VBA標準のDir関数やFileAttrを使用するよりも、簡単に
ファイルについての情報の取得や操作ができます。
(といっても、プログラムを組むのが面倒臭かったので、出来る事は限られていますが。)

使用方法:
  1. インスタンスを生成する。
  2. InitializeInstance_byDirAndNameメソッドを使用する。
  3. あとは、ご自由にどうぞ。

プロパティの定義
Public Property Get Name() As String
InitializeInstance_byDirAndNameメソッドで設定したファイル名
Public Property Get Dir() As String
InitializeInstance_byDirAndNameメソッドで設定したフォルダの絶対パス
Public Property Get Path() As String
ファイルの絶対パス(フォルダの絶対パス & 区切り文字 &ファイル名)を返します。
Public Property Get Extension() As String
拡張子を返します。("."を含む)
Public Property Get NameWithoutExtension() As String
拡張子を除いたファイル名を返します。


メソッドの定義
Public Sub InitializeInstance_byDirAndName(ByRef strDir As String, ByRef strName As String)
フォルダのパスとファイル名からインスタンスを初期化します。
Public Function isExist() As Boolean
ファイルの存在チェックを行います。
Public Function isReadOnly() As Boolean
読み取り専用かどうかチェックします。
Public Function getFileType() As String
ファイルのTypeの取得を行います。(Mac専用)
Public Sub setFileType(ByVal strFileType As String)
ファイルのTypeの設定を行います。(Mac専用)
Public Function getFileCreator() As String
ファイルのCreatorの取得を行います。(Mac専用)
Public Sub setFileCreator(ByVal strFileCreator As String)
ファイルのCreatorの設定を行います。(Mac専用)

プロパティとメソッドの詳細
Name
Public Property Get Name() As String

プロパティの説明:
InitializeInstance_byDirAndNameメソッドで設定したファイル名をそのまま返します。

Dir
Public Property Get Dir() As String

プロパティの説明:
InitializeInstance_byDirAndNameメソッドで設定したフォルダの絶対パスをそのまま返します。

Path
Public Property Get Path() As String

プロパティの説明:
ファイルの絶対パス(フォルダの絶対パス & 区切り文字 &ファイル名)を出力します。

Extension
Public Property Get Extension() As String

プロパティの説明:
拡張子を返します。("."を含む)
例:
ファイル名
Extensionの返り値
"aaa"
""
""
""
"abc.123"
".123"
"efg."
"."
"hij.klm.opq"
".opq"


NameWithoutExtension
Public Property Get NameWithoutExtension() As String

プロパティの説明:
拡張子を除いたファイル名を返します。
InitializeInstance_byDirAndName
Public Sub InitializeInstance_byDirAndName(ByRef strDir As String, ByRef strName As String)

メソッドの説明:
フォルダのパスとファイル名からインスタンスを初期化します。
in引数:
strDir:フォルダの絶対パス。(必ずしも存在している必要はありません。)
Macの場合、ボリュームを指定するときは"Macintosh HD:"のように最後に":"を入れてください。
それ以外の場合、パスの最後の文字が区切り文字である必要はありません。(どちらでも良い。)

strName:ファイル名。(必ずしも存在している必要はありません。)
備考:
パスの区切り文字はPathSeparatorで取得可能です。(Macの場合は":"で、Windowsの場合は"\"で す。)
isExist
Public Function isExist() As Boolean

メソッドの説明:
ファイルの存在チェックを行います。
返り値:
ファイルが存在する場合:True
ファイルが存在しない場合:False
isReadOnly
Public Function isReadOnly() As Boolean

メソッドの説明:
読み取り専用かどうかチェックします。
返り値:
ファイルが読み取り専用の場合:True
ファイルが読み取り専用でない場合:False
スローするエラー:
53:ファイルが存在しなかった場合。
getFileType
Public Function getFileType() As String

メソッドの説明:
ファイルのType(※1、2)の取得を行います。(※3)
※1:ファイルの種類を識別する4バイトの文字列のことです。
※2:ResEditを使用する事により表示したり、変更する事ができます。
※3:Macでのみ有効です。Windowsの場合、取得しようとすると常に""が返されます。

返り値:
ファイルのType
※Mac OS X 10.3.9の場合、Typeが4バイト未満の場合、
スペースで埋めて4バイトになった状態で返しましたが、
Mac OS 9以前の場合もそうなのかは調査してません。

スローするエラー:
53:Me.Pathで指定するファイルが存在しなかった場合
53:Me.Pathがファイルではなかった場合
その他:
ResEdit は米国Apple Computer,Inc.の商標です。
このマクロの作成者とは何の関係もありません。
setFileType
Public Sub setFileType(ByVal strFileType As String)

メソッドの説明:
ファイルのType(※1、2)の設定を行います。(※3)
※1:ファイルの種類を識別する4バイトの文字列のことです。
※2:ResEditを使用する事により表示したり、変更する事ができます。
※3:Macでのみ有効です。Windowsの場合、設定しようとしても何もしません。

in引数:
strFileType:変更後のType
スローするエラー:
53:Me.Pathで指定するファイルが存在しなかった場合
53:Me.Pathがファイルではなかった場合
70:Me.Pathで指定するファイルが読み取り専用であった場合
5:引数strFileTypeのサイズが4バイトより大きかった場合
その他:
ResEdit は米国Apple Computer,Inc.の商標です。
このマクロの作成者とは何の関係もありません。
getFileCreator
Public Function getFileCreator() As String

メソッドの説明:
ファイルのCreator(※1、2)の取得を行います。(※3)
※1:ファイルの作成アプリケーションを識別する4バイトの文字列のことです。
※2:ResEditを使用する事により表示したり、変更する事ができます。
※3:Macでのみ有効です。Windowsの場合、取得しようとすると常に""が返されます。

返り値:
ファイルのCreator
※Mac OS X 10.3.9の場合、Creatorが4バイト未満の場合、
スペースで埋めて4バイトになった状態で返しましたが、
Mac OS 9以前の場合もそうなのかは調査してません。

スローするエラー:
53:Me.Pathで指定するファイルが存在しなかった場合
53:Me.Pathがファイルではなかった場合
その他:
ResEdit は米国Apple Computer,Inc.の商標です。
このマクロの作成者とは何の関係もありません。
setFileCreator
Public Sub setFileCreator(ByVal strFileCreator As String)

メソッドの説明:
ファイルのCreator(※1、2)の設定を行います。(※3)
※1:ファイルの作成アプリケーションを識別する4バイトの文字列のことです。
※2:ResEditを使用する事により表示したり、変更する事ができます。
※3:Macでのみ有効です。Windowsの場合、設定しようとしても何もしません。

in引数:
strFileCreator:変更後のCreator
スローするエラー:
53:Me.Pathで指定するファイルが存在しなかった場合
53:Me.Pathがファイルではなかった場合
70:Me.Pathで指定するファイルが読み取り専用であった場合
5:引数strFileTypeのサイズが4バイトより大きかった場合
その他:
ResEdit は米国Apple Computer,Inc.の商標です。
このマクロの作成者とは何の関係もありません。