トラブルシューティング

1:「モジュールの取込み、書出し、削 除...」ボタンを押 しても、何もならなくなった。

原因1−1:
通常、アドインが終了する際には「モジュールの取込み、書出し、削除...」ボタンも消えます。
(ボタンクラスのオブジェクトが破棄されるときのイベントで、削除するようにしています。)
しかし、アドインが強制終了した場合には、イベントが呼ばれる事なくオブジェクトが破棄されるため、このような事になります。

再現手順1−1−1:
  1. 「モジュールの取込み、書出し、削除...」ボタンがある状態で、
    VBE(Visual Basic Editor)の[プロジェクト]エクスプローラで"EVC"プロジェクトを選択します。
  2. [リセット]ボタンを押すか、[実行]-[リセット]メニューを選択します。
再現手順1−1−2:
  1. VBAのエラートラップ方法を「エラー発生時に中断」にします。
  2. プロテクトがかかっているプロジェクトに対して、「モジュールの取込み、書出し、削除...」を実行します。
  3. Visual Basic 標準のエラーダイアログが表示されるので[終了]ボタンを押下します。
対処方法1−1:
  1. VBE(Visual Basic Editor)の[プロジェクト]エクスプローラで"EVC"プロジェクトを選択します。
  2. VBEメニューの[実行]-[マクロの実行]を選択します。
  3. [マクロ]ダイアログが表示されるので、"addEVCButton"を実行します。

原因1−2:
「モジュールの取込み、書出し、削除...」ボタンの位置を変更すると、動作しなくなります。
(正確には、ボタンを他のコマンドバーに移動させると、動作しなくなります。)

再現手順1−2−1:
Windows版のExcelを使用している場合は、VBE(Visual Basic Editor)の
[表示]-[ツールバー]-[ユーザー設定...]により、
ボタンの位置を変更する事が出来ます。

再現手順1−2−2:
Mac版Excelの場合は上記方法では変更できないと思いますが、
OfficeライブラリのCommandBarButtonクラスのMoveメソッドを使用する事により、
ボタンを移動させる事が可能です。

対処方法1−2:
  1. 移動したボタンを削除するか、元の位置に戻してください。
  2. VBEの[プロジェクト]エクスプローラで"EVC"プロジェクトを選択します。
  3. [リセット]ボタンを押すか、[実行]-[リセット]メニューを選択します。
  4. VBEメニューの[実行]-[マクロの実行]を選択します。
  5. [マクロ]ダイアログが表示されるので、"addEVCButton"を実行します。
2:アドインをインストールしたのに、 「モジュールの取込み、書出し、削除...」ボタンが表示されない。

原因2−1:
Macの場合は仕様です。

対処方法2−1:
  1. VBE(Visual Basic Editor)の画面を表示します。
  2. VBEの[プロジェクト]エクスプローラで"EVC"プロジェクトを選択します。
  3. VBEメニューの[実行]-[マクロの実行]を選択します。
  4. [マクロ]ダイアログが表示されるので、"addEVCButton"を実行します。
※上記の操作はExcelを起動するたびに実行する必要があります。

3:Excelが非表示のままとなってし まった。

原因3−1:
本アドインはまず、Excelを非表示にてから、メニュー画面を開き、
メニュー画面閉じた後、元に戻す処理を行います。

VBAのエラートラップ方法が「エラー処理対象外のエラーで中断」以外になっている場合で
エラーを起こすと、VB標準のエラーダイアログが表示される事があります。
すると、アドインを終了しなければならなくなりますが、
このとき、Excelの非表示状態を元に戻す処理が行われません。

対処方法3−1:

Macの場合:Excelの画面に戻り、[ウィンドウ]-[再表示...]を実行してください。
Windowsの場合:イミディエイトウィンドウで、「Application.Visible = True」を実行してください。